CBX400・サイドカバー塗装


左のカバーが元々ついていたカバーです。色合わせのために持ってきてもらいました。

右の黒いパーツを2色にデザイン塗装して欲しいとの依頼です。鋳物ですね。

重厚感があり良くできています。

細かい部分で毎度の事ですが(バリ)があるので、下地処理からしっかりやりたいと思います。

バリを削って、パーツ全体を研いで、サフェーサーという溶剤で再度ボディを構築して、また研ぎます。鋳物特有のブツブツ感も緩和されます。

塗装ですね。

まず、ベースの白を塗装します。

乾かして、2色目の赤を塗装した後です。

この後、凸凹の凸の部分を研ぎます。

しっかり下地処理をしているので、凸の部分を研いでも色が剝がれないという事です。

しっかりラインと字が出ましたね。

クリアー塗装後の写真です。

(クリアー塗装とは透明な樹脂でコーティングする事です。)

ツヤを出し、傷がつきにくくなります。

最後に磨いて完成です。重厚感を残しツル~ンビシッという仕上がりです。

芸術作品ですね。

最後、バイクを手放す時は元々のカバーに戻して、この鋳物のサイドカバーをテレビの横に飾れば寂しくないと思います。

お客様も喜んでくれたので良かったです。